きょう5月3日は、憲法記念日です。

県内では護憲派と改憲派が集会を開きました。

鹿児島ブロック護憲平和フォーラムが開いた集会にはおよそ110人が集まりました。



オーストラリア出身で神奈川県でアメリカ兵から性暴力の被害を受けたキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんと憲法学などが専門の名古屋学院大学の飯島滋明(いいじましげあき)教授が講演し「憲法の改正よりも先に加害者が守られる不平等な日米地位協定の改定が必要」と話しました。

名古屋学院大学飯島滋明教授「憲法よりも外国人の犯罪を好き放題させている、被害者も補償されない地位協定を変えるべき」



参加者「(憲法は)簡単に変えていってはいけないと思う」

一方、「美しい日本の憲法をつくる鹿児島県民の会」が開いた集会にはおよそ250人が参加し、沖縄県・石垣市の中山義隆(なかやまよしたか)市長らが講演しました。



尖閣諸島周辺の中国船の領海侵入や台湾有事への備えを踏まえ、離島防衛の観点から武力攻撃や災害時の緊急事態条項などの憲法改正が必要と話しました。

沖縄県・石垣市中山義隆市長「緊急事態条項を想定するならば財産の補償をどうするか強制的に市民を動かすことはできるのかという法整備が必要になってくると思う」

参加者「今の9条は絵に描いた餅なので実用性のあるものに変えていかないといけないと思っている」