5月11日の「母の日」を前に、広島県江田島市の農園で、鉢植えのカーネーションの出荷が最盛期を迎えています。ことしは、冬場の寒さで開花が5日ほど遅れましたが、母の日に間に合わせることができました。
江田島市にある田中農園です。ハウスで鮮やかな赤やピンクなど11種類のカーネーションを鉢植えで栽培しています。母の日に合わせて花を咲かせるため、去年の9月に苗を植えて8か月間、大切に育ててきました。
ことしは、冬場の寒さで開花が5日ほど遅れましたが、母の日に間に合わせることができました。この時期は水やりをしたあとに、花を整えたりラッピングをしたりと、出荷の準備に追われています。
鉢植えのカーネーションは、切り花と違い水を与えれば長く楽しめます。
最近では定番の赤のほか、「いちごホイップ」という品種が人気だということです。文字通り、いちごのような赤に、白いホイップクリームを思わせるようなグラデーションが特徴です。

田中農園 田中智さん
「(鉢植えは)切り花より長く楽しめるのが特長。日頃の感謝を込めて母親にプレゼントだったり、自分へのご褒美として買ってもらえたりしたら」
農園では、母の日までにおよそ1100鉢のカーネーションを県内に出荷します。