初夏の風物詩「除虫菊」が広島県尾道市の因島で見ごろとなっています。
島を白く染める、除虫菊。大正時代から昭和にかけて蚊取り線香の原料として因島で盛んに栽培されていました。
今では島の歴史を伝えるために観賞用として島の数か所で育てられていて、花が咲くこの時期、こちらの畑も多くの人が訪れます。
30年以上栽培を続けたことによる連作障害や去年の猛暑の影響で、これまでの半分の3千株ほどとなりましたが、ことしも見ごろとなりました。潮風に揺れる白く可憐な花は夏の気配を漂わせています。
訪れた人
「私は地元なので毎年見に来ている。ことしもきれいに咲いてくれてうれしい」
「子どもも白に映える青い服で揃えたので、生き生きとした楽しそうな顔が撮れたらいい」
因島の除虫菊は来週いっぱい楽しめるということです。