■スタートアップはゼロからのスタート!その課題は?

では、スタートアップとベンチャーは何が異なるのでしょうか。同じ新興企業ですが、ベンチャーはすでに確立されているビジネスモデルを活用する一方、スタートアップは、自らビジネスモデルを確立し、革新的な事業を行います。

新たな市場が開拓できれば、急成長も見込めるのがスタートアップですが、技術はあっても経営のノウハウに乏しく伸び悩む例も少なくありません。

こうした中、七十七銀行は3年前、スタートアップの会計や事務の支援をメインとした「創業応援パッケージ」を設けました。


七十七銀行執行役員 茂田井健太郎地域開発部長:
「『創業応援パッケージ』を活用しながら事業の回し方をする。研究に没頭していると、事務や会計まわりができないというので、そういう人が必要であれば紹介する」


また、七十七銀行は東京証券取引所とも連携を進めています。スタートアップは、ゼロから起業するため、投資家などからの資金調達が重要となります。スタートアップが上場企業に育つことで地域を活性化し、ひいては人口流出に歯止めがかけられると、七十七銀行では考えています。


七十七銀行 執行役員茂田井健太郎地域開発部長:
「宮城県下全域でスタートアップの機運が盛り上がれば過疎地域、ワーケーションも含めた働き方の中で起業家が育っていけばいいなと思っております」


スタートアップの企業は、起業時にで知名度が低くく、それも資金調達の上でネックとなっています。