見どころ満載 今回は一部で女児の参加も


祭りの見どころの一つ「辻回し」では重さ2トンを超える山車を男衆らが持ち上げ回転させます。
記者「片原町の交差点に、続々と山車が集結し始めています」
山車の巡行には、ご神体の見守り役として男児が乗るのが慣例となっています。
近年は少子化やジェンダー平等意識の高まりなどにより女児の参加が議論されていますが、祭りの関係者によりますと、今回は通町・御馬出町でそれぞれ2人の女児が勢揃いの前に行われた町内曳きなどで山車に乗ったということです。
今後の祭りの在り方について――
高岡御車山祭保存会 遊田董夫 会長
「伝統という言葉に固執するのではなくて時代の流れによって変わっていくかもしれない。ということも、私ら保存会の考え方として、これから企ててまいりたい」
式の後、7基の山車は午後6時までの間、高岡の街を練りまわりました。
祭りを見物した親子
母親「音もきしきしと言いながら、壮観だなと思いました」
娘「違う『町』とかのよさがあってとてもきれいだなと思いました」
会場には外国人観光客の姿もありました。
アメリカ人観光客
「昔ながらの山車や祭の伝統に触れるのが好きです。とても美しいですね」
アメリカから帰省してきたという夫婦は――
記者「今日はどういう目的で?」
夫「もう御車山祭。もう何十年かぶりで」
妻「30年ぶりくらい」
夫「みんなきれいになっているような気がします。山車が」
妻「すごいきれいで立派で、厳かで素敵でした」
2日は関野神社で後日祭が執り行われる予定です。