大分県防災航空隊の隊員が16年前の5月1日、訓練中に死亡した事故を受け、拠点となった空港で安全を誓う追悼式が行われました。

県防災航空隊では2009年に男性隊員(当時26)が、ダムで水難救助の訓練中に溺れて死亡しました。

この事故を受けて県は毎年5月1日を「県防災航空隊安全を誓う日」に定めています。

豊後大野市の県央飛行場で追悼式が行われ、事故を2度と起こさないよう安全を誓いました。また訓練も公開され、防災ヘリ「とよかぜ」から隊員が地上に降り重傷者に見立てた人形をつり上げて救助しました。

(県防災航空隊・後藤正臣隊長)「確実な行動を心がけ2度と事故が起きないような体制づくりを目指したいと思っています。県民の皆さんの命と暮らしを守るための活動に努めてまいりたい」

県防災ヘリは昨年度74件緊急運航していて、今年3月に愛媛で発生した山林火災には4日間出動したということです。