仙台うみの杜水族館で飼育されている34歳のメスのイロワケイルカが妊娠し早ければ5月中にも出産の予定であることが分かりました。オスのライト9歳は別のプールへ移されました。

イロワケイルカは日本に6頭しか飼育されておらず元気な赤ちゃんの誕生が期待されています。
仙台うみの杜水族館で妊娠が確認されたのはメスのイロワケイルカの「セーラ」34歳です。
2025年2月、エコー検査などで妊娠が確認されました。
水族館によりますと経過は順調で早ければ5月中にも出産が見込まれるということです。
海獣ふれあいチーム・寺沢真琴さん
「待望だったのでとてもうれしかったです。母子ともに元気に過ごしているので、そのまま出産できたらいいなと思います」

お相手は、2022年5月に三重からやってきたオスの「ライト」9歳です。

イロワケイルカは、国内では現在仙台うみの杜水族館と三重県の鳥羽水族館の2か所で計6頭しか飼育されていない希少な動物です。

アクシデントを未然に防ごうと父親のライトは別のプールに移されました。
セーラが出産すれば、2013年マリンピア松島水族館で飼育されていた時以来、12年ぶりになります。

来館者
「びっくりしました。いつも2匹でいるのに、きょうは1匹だなと思っていたら妊娠しているってことだったのでよかったなと思います」
「新しい命ができてすごいと思いました」
仙台うみの杜水族館では2頭のバンドウイルカも6月にかけて出産予定で、元気な赤ちゃんの誕生に向けて準備が進められています。