先月30日、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表理事、田中聡司さんが核保有国のフランスで核廃絶を訴える講演をすると発表しました。

田中さんが講演するのはフランスのグルノーブル市で開催される社会問題や平和などについて話し合う市民参加のイベントです。8日間のイベントで田中さんの講演は13日に行われ、テーマは「ノーベル平和賞から核時代80年へつなぐ」です。
ノーベル平和賞受賞が決まったあと、広島で田中さんに面会したグルノーブル市長から招待を受け、県被団協として応じたということです。
県被団協・田中聡司理事「核リスクは極限状態にあって、もっと危機感をもって今の世界情勢に立ち向かっていかなきゃいけないんだよと(伝えたい)」
また田中さんは滞在中、「フランス政府に核保有国が核軍縮を話し合うテーブルの設置を要請したい」と話していました。