鹿児島市の指定障害児通所支援施設「ダブルレインボー」が、給付金を不正請求したとして、市は4月30日付で、指定を取り消す行政処分を行いました。市は加算金も含め、約2200万円の返還を求めています。
指定取り消しの行政処分を受けたのは、鹿児島市の指定障害児通所支援施設「ダブルレインボー」です。
鹿児島市によりますと、ダブルレインボーは、児童発達支援センターと放課後等デイサービスを運営していますが、児童指導員などの職員が配置基準の人数を満たしていなかったうえ、2023年3月と2024年2月から2025年1月まで、子ども1人1人に対応した個別支援計画を作成せず、不正に給付金を受け取っていたということです。
2024年1月に市が運営指導したあとも、1年間にわたって不正請求を続けていたということです。施設を運営する会社代表は、市の聞き取りに対し、「指導を受けた担当者から聞いていなかったので、不正請求の認識はない」と話しているということです。
市は施設に対し、40%の加算金も含め約2200万円の返還を求めています。
施設には4月30日時点で、21人の利用者が在籍していて、市は施設に対し、ほかの事業所に利用者を引き継ぐよう指導しています。