2008年に続いて先月も火災に見舞われた愛媛県今治市の笠松山。こちらに群生していたコバノミツバツツジを復活させようと植林活動を続けていた、地元の小学生が登山を行いました。
笠松山に登ったのは今治市の朝倉小学校の6年生24人です。
笠松山は市内最大のコバノミツバツツジの群生地でしたが、2008年の火災で焼失。
以来、その復活に向け歴代の6年生が総合学習の一環で植林活動を続けてきた中、先月の火災で再び焼けてしまいました。
今年の6年生は、現状を目の当たりにし、自然の大切さを学んでもらおうと、事前の安全確認を経て植物の専門家らと登山に臨みました。
事前の安全確認では焼け残った木に満開の花が…
残念ながら児童らが見ることはかないませんでしたが、山を歩きながらその生命力を感じ取ったようです。
(児童)
「燃えてしまったけれども、残っている木もあって良かった」
「燃えちゃったけど、繋いでいけてるのでいいと思う」
(記者)
「植林してどんな山になってほしい?」
(児童)
「一面緑の黒い所のないきれいな山になってほしい」
さらには食虫植物のモウセンゴケなど希少な植物も確認できました。
(教諭)
「先輩たちが植えた木を初めて見たと思うので、それが燃えているのを見たのもいい勉強。2度目の火災なので、火災が起きないような取り組みも子どもたちと考えたい」
朝倉小の6年生は2学期も笠松山に登るほか、今後、作成される復興計画も踏まえ、再びコバノミツバツツジを植えたい考えです。
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