重い障害があっても、健常者と同じように働ける技術が次々に登場しています。AIも活用したハイテクのサポートとは。
使えるのは目と、わずかに動かせる左手の親指だけ。ベッドに横たわり仕事に打ち込む、人呼んで「寝たきり社長」佐藤仙務さん33歳。

全身の筋肉が衰える難病「脊髄性筋萎縮症」と向き合い、14年前には障害者が働ける場を自分で作ろうと、ホームページや名刺を作る会社を設立。今はキッチンカーやフルーツサンドイッチ店など、様々な会社を経営しています。
(自称 寝たきり社長 佐藤仙務 社長)
「僕は“寝たきり”で一般の方が使うようなマウスやキーボードが使えないので、視線入力装置を使って、パソコンの操作は目で行ってます」

視線のみでパソコンを操作できるこのシステム。センサーが眼の瞳孔の動きを捉え、見ている場所にカーソルを正確に動かし…文章や表が作られます。
(番組スタッフ)
「『私の相棒はこの視線入力装置です』と入力して下さい。ヨーイスタート!」
ミスタッチすることなく、文字を正確に入力していきます。そして…