放射線影響研究所と広島大学病院が、被爆2世のゲノム調査に関する研究について協定を結びました。

放影研は今後、被爆2世580人と両親の血液をゲノム解析し、被爆の遺伝的影響の調査を進めていく方針です。
放影研と広大病院の協定は、ゲノム解析の過程で被爆とは関連しない遺伝性疾患が見つかった場合、適切なカウンセリングや医療支援で、互いに連携することになります。

放影研は遺伝性の疾患を見つけた場合、専門家と審査をしたうえで対象者に報告し、希望があれば遺伝情報を伝え、広大病院での受診を勧めるということです。
放射線影響研究所・神谷研二理事長「被爆2世の皆様にとっても大きな安心材料になると思いますし、調査に参加していただいた皆様への力強い支援につながると考えています」
広大病院は必要に応じて追加検査をして、希望があれば医療支援を続けるとしています。