広島市で建設中の広島高速5号線「二葉山トンネル」の工事で、シールドマシンによる掘削作業が完了しました。

広島高速5号線「二葉山トンネル」は、約1.4kmの区間を大型掘削機=「シールドマシン」で掘り進めていました。

広島高速道路公社によりますと、マシンによる掘削作業が30日、完了したということです。

7年前に始まった二葉山トンネルの工事は、2022年度の完了を目指していましたが、シールドマシンの破損や地表面の隆起などで工事は何度も中断。掘削完了の見込みは、「2026年の上期」にずれ込んでいました。

しかし、作業は1年早く完了しました。公社は早まった理由について、住宅地を越えてから夜間も工事ができたことや、マシンのトラブルがなかったことをあげています。

今後は、マシンの周辺にある盛り土の撤去作業を進め、6月4日にトンネルの貫通を地元関係者などに公開します。