ゴールデンウィークの4月29日。この時間は長崎市内少し薄い雲が広がっていますがよく晴れています。行楽日和となりました。
視聴者の方から質問が届いていたので紹介させてください。
「雲と虹がとてもきれいでしたが、この現象は何でしょうか?」と写真をいただきました。ご覧ください。
きれいですね。確かに虹のようなものと雲も出ているので、これは一体何だろうと不思議に思った方も多いかと思います。
撮影されたのは27日(日)こちらの写真は諫早市から送っていたいたんですが、この日は県内各地でこの現象が見られました。





例えば長崎市だったり、大村市、そして西海橋公園や、こちらは五島市からも届きました。
けっこう広範囲で見られたんですねですよね。

こちらの現象、名前は「環水平アーク」といいます。
この環水平アークどういうふうにできるのかと言いますと、太陽の光が、氷の粒で屈折することでできます。
太陽の光って白っぽく見えるんですが、実はいろんな色が混ざって白く見えていて、その白い光が雲の粒でわけられることで虹色に見える現象なんです。
虹のようであり虹ではない?
そうなんです。虹は太陽に向かって反対側の空に出るんですけど、この環水平アークは太陽の下に出ます。
この現象実は今がハイシーズンなんでハイシーズンです。この先どうやったら見られるのかポイントをまとめました。
シーズンとしては、4月から9月の昼前後、今回私も見たんですが、だいたい午前11時半から午後2時半ぐらいの間に、出たり消えたりっていうのを繰り返していました。
では太陽が高いうちに出る?
まさにそうなんです。太陽の光を分ける媒体が必要ですので、こんなふうに薄い雲が出ているときがポイントです。
そして方角としては太陽の方角に見られます。場所としては太陽の下、手の平2枚分ぐらい。なので割と目線の高さに見られるので、けっこう目撃情報が多い現象です。