青森県議会の自民党会派は28日に総会を開き、議論が長期化していた議員の定数と区割り見直しについて、「飛び地の解消」と「1人区の大幅な解消」で合意しました。

議員総会は非公開で行われ、定数と区割りの見直しについて話し合われました。

了承された案は次の通りです。

現在の県議会は16の選挙区からなりこのうち1人区が7つあります。

これを黒石市だけ残し、ほかの6つは隣接する市町村との合区とする案です。

また、飛び地となっている東津軽郡と三戸郡については、東津軽郡を「青森市」と、三戸郡の階上町を「八戸市」と同じ選挙区とします。

定数は48から2人減らし46としています。これまで1人区の議員を中心に「意見が県政に反映されづらくなる」などの反対意見があり、議論が長期化していましたが、県議会の検討委員会が決めた各会派の提出期限が30日に迫り、全ての議員が了承した形です。

県議会自民党会派 山田 知 議員総会長
「個々にさまざまなご意見があったかと思うが、最終的には会派全体の意見として(反対の)ご意見あった方も了解いただいたと思いますし、これからは検討委員会でしっかり決定できるようにがんばってほしい」

自民党独自の見直し案は、30日までに検討委員会に提出され、2026年2月の定例議会での条例改正を目指します。