今月20日に投票が行われた愛媛県四国中央市長選挙で初当選を果たした大西賢治新市長が28日初登庁しました。
地域の課題が山積する中、大西新市長がキーワードに掲げたのは「逆風満帆」です。

28日午前10時ごろ、四国中央市役所に初登庁した大西賢治市長。
職員らに迎えられ花束を受け取るとマイクの前に立ちました。

大西市長
「多くの仲間とそしてたくさんの市民の皆様のご支持を頂いて今戻りました」

そして、拍手の中、庁舎に入り市長の椅子に座りました。

大西市長
「本当に今の厳しさを全身で受け止めてひしひしと重責を感じております」

また、就任式では、職員およそ250人を前に自身の座右の銘、「逆風満帆」という言葉を挙げ、逆風を受け止めて前進するよう呼びかけました。

この後、報道陣の取材に応じた大西新市長は、丸住製紙への民事再生法の適用については、状況の把握に努めると説明した他、公立学校共済組合が計画していた中核病院の整備が中断した問題をめぐって次のように述べました。

大西市長
「基本はですね県立三島病院を公立学校共済組合さんに愛媛県が移譲したその時のお約束です。愛媛県に対してもどのようにお考えなのかこういった部分をしっかりとお尋ねしてみたいと」

一方、現在空席となっている副市長のポストについては、しばらくは空席とし、今年9月もしくは12月までに公募を含め人選を進める考えを示しました。