息子をかたって現金を要求する手口で、広島県三原市に住む80代の女性が現金300万円をだまし取られていたことが分かりました。

警察によりますと14日、女性の自宅に「息子」をかたる男から「ノロウイルスにかかって声がおかしくなっている」「女性を妊娠させてしまって子どもはおろしたが示談金として300万円必要になった」などと電話がありました。

女性は翌日、誘導された広島市内の駐車場で「弁護士の息子」をかたる男に現金300万円を手渡したということです。

その後、息子をかたる男から再び金を要求されたといいます。女性は不審に思い、息子に連絡したところ詐欺だと発覚。警察に届け出ました。

警察は、同じ犯行が今後も発生する可能性があるとして、▽息子をかたる電話は、必ず本人に確認する▽このような電話がかかってきたらすぐに110番するよう呼びかけています。