北海道帯広市の高校で、生徒の健康診断にかかる個人情報を、教諭が誤って生徒が閲覧できるクラウド上に掲載していたと発表しました。

高校は、保護者説明会を開き、謝罪しました。

北海道によりますと、今月23日、帯広三条高校の教諭が、1~3年の生徒80人の健康診断にかかる個人情報が記載された資料ファイルを、1年の生徒239人が閲覧できるクラウド上に掲載しました。

北海道帯広三条高校(25日)

 資料ファイルは、健康診断で尿検査が未提出だった生徒のもので、生徒の所属クラスと出席番号のほか、一部の女子生徒について生理のため尿を提出できなかった旨も書かれていました。

教諭は、職員間で共有するために資料ファイルをアップロードしようとしたところ、操作を誤ったということです。

他の教諭が気づくまでの約10分間、掲載され、生徒4人から資料を閲覧したと申告がありました。

現時点で、インターネット等への流出や2次被害は確認されていないとしています。

高校は、24日に保護者説明会を開き、個人情報の管理体制について謝罪しました。

北海道帯広三条高校(25日)

 帯広三条高校の佐野住夫校長は、「個人情報を適切に管理できていなかったことについて、多大な迷惑をおかけし、深くお詫びします。今後、個人情報の取り扱いをより一層徹底し、再発防止に務めてまいります」などとコメントしています。

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