混雑時、見知らぬ人がいても違和感ない状況…犯人の特徴的な動きは?

日比麻音子キャスター:
新幹線には多くの人が近くに座っています。さっきまで横に座っていた人と違う人がやってきて、荷物をゴソゴソしていたら怪しいと気づくようにも思います。

ただ、混雑時には自分の席の上の荷物棚が空いておらず、荷物を席の斜め前や後ろに置くこともありますよね。そのため、知らない人が来ても意外に気にならないという状況にあるそうです。

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
どうしても視界から消えてしまうと、なかなか注意がいかないですし、みなさん、席に座ったらすぐにスマホをいじりますよね。荷物よりもスマホを見ていますから、狙われるところだと思います。

南波雅俊キャスター:
スマホばかり見てしまいますが、やはり常に荷物は気にしないといけないですか?

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
犯人は動向を見ていますから、「荷物を気にしている」と見えるとなかなか近寄れなくなるというのが、心理的に働く作用です。

日比麻音子キャスター:
(荷物を)物色しているということですが、特徴的な動きはあるのでしょうか?

元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん:
ずっと見ているわけではなく、ある程度人が動いたときに自分が動けるタイミングです。

例えば、トイレに行くときに誰かが動いたら、それに沿って自分も動いたりします。そこで、荷物の確認や「こういう人なら狙えそう」という点を物色するなど、タイミングがあると思います。

日比麻音子キャスター:
置き引きに効果的な対策として、スマホや財布などの貴重品は常に持っておくということがポイントです。

一番狙われやすいのは「現金」で、最近はパソコンやゲーム機なども狙われる傾向にあるということです。