鹿児島県南九州市で先月、人の骨の一部とみられるものが見つかっていましたが、これは去年12月から行方不明となっていた85歳の男性のものであることが25日分かりました。

遺体で発見されたのは、南九州市知覧町郡の無職・佐多洵さん(85)です。

佐多さんは去年12月30日朝、墓の掃除に出かけ、妻と一緒に帰宅する途中で行方が分からなくなっていました。

その後、警察などが捜索を続けていましたが、先月30日に自宅からおよそ4キロ離れた山の中で、通行人が佐多さんのものとみられる靴を発見。佐多さんの妻に連絡し、妻から通報を受けた警察が付近を捜索したところ、人の骨の一部を発見しました。そしてDNA鑑定の結果、佐多さんのものであることがきょう25日に判明したものです。

警察は事件性は低いとみて、死亡したいきさつを調べています。