奄美大島で野鳥から初めて確認された鳥インフルエンザウイルスは24日、毒性の強い高病原性とわかりました。島の養鶏農家は警戒を強めています。
奄美市で今月19日、衰弱したハヤブサが見つかり、遺伝子検査の結果、24日高病原性鳥インフルエンザウイルスと確定しました。奄美大島での陽性は初めてです。
島には300羽以上を飼育する養鶏場が5か所あります。そのうちおよそ2万羽を飼育する奄美市の養鶏場です。島内で流通する卵の35%を生産しています。
感染が確認されれば殺処分となるため、初確認されて以降、消毒用の消石灰の散布や野鳥侵入防止の網の点検などの対策を徹底しています。
(みなみくんの卵 南和利社長)「奄美大島で確認されたので、あらためて侵入防止とか消毒とか確認作業はやるが、今までの対策をとり続けることになる」
陽性となったハヤブサが発見された場所から半径10キロ圏内の野鳥監視重点区域では、来月16日まで県や自治体の職員によるパトロールが続けられます。