福山市と同市市民病院は25日、勤務時間中に職場を抜け出しパチンコ店に出入りしていた市職員と、医師の指示がないにも関わらずCT撮影を行なった病院職員2人のあわせて3人を懲戒処分にしたと発表しました。
福山市市民局の男性職員(55)は昨年9月から11月にかけ、勤務時間中に行き先を偽って職場を抜け出し、パチンコ店で遊んだり、自宅に立ち寄ったりして、少なくとも10回以上、計28時間40分離脱していました。
また、直属の上司に対し、下の名前で呼び捨てにしたり、菓子を買ってくるよう命令したりする言動を複数回行ったということです。
同市市民病院の医療技術部に所属する30代の男性職員は、2023年12月に体調不良を覚え、医師の指示がないにも関わらず同僚の30代の男性職員にCT撮影を依頼しました。
その後、市内の医療機関を受診し、CT画像を示した上で市民病院への紹介状を依頼したことから不審に思った病院側が、職員に問い合わせたところ、発覚しました。
市民局の男性職員は停職1か月、市民病院の30代男性職員の2人はともに戒告処分となりました。
福山市は「綱紀粛正を徹底し、市政に対する信頼回復に向け職員一丸となって取り組む」としています。