那覇軍港の浦添沖への移設をめぐり、国と県、地元自治体などが話し合う協議会が24日に那覇市で開かれ、民港エリアの一部を軍港移設のための作業ヤードとして使用することなどが確認されました。
那覇軍港の浦添西海岸への移設について話し合う協議会には、国、県、那覇市、浦添市などが出席しました。

防衛省・井上主勇大臣官房審議官
「(浦添西海岸では)現在は環境影響評価手続きと並行して、設計やボーリング調査等、移設に向けて必要なプロセスを進めているところでございます」
「那覇港湾施設の早期移設・早期返還に向けて引き続き全力で取り組んでまいります」

協議会では那覇軍港の浦添移設を急ぐために、民港エリアの一部に軍港移設のための作業ヤードを5か所設置することや、防波堤を2つ設置することなどが確認され、出席者の賛同が得られたということです。
また同じ会場では、那覇軍港の跡地利用を話し合う協議会もおよそ11年ぶりに開催されました。
那覇市は今後の泊漁港について、漁港の特徴を生かした賑わいを創出する「泊漁港将来像構想」の実現に向けて、国に協力を求め、国側は「協力したい」と応じたということです。