宮城県警察学校で学ぶ警察職員たちが24日、山元町の震災遺構・中浜小学校を訪れ、当時の被災状況について学びました。

山元町の震災遺構、中浜小学校を訪れたのは、県警察学校初任科で学ぶ22人です。

震災当時の校長で現在は語り部として活動する井上剛さんらの案内のもと、被災した校舎を見学しました。

井上剛 旧中浜小学校元校長:
「水の量が多いということは、すごいエネルギーを持っているんだなと感じました。建っている家は簡単に流されていく」

2011年3月11日、中浜小学校には、校舎2階の天井付近まで津波が押し寄せましたが、児童や教職員は、屋根裏に逃げ込み難を逃れ、そのまま一夜を明かしました。

参加した警察職員:
「津波の被害が甚大だったことを改めて認識できたと思います」

参加した警察職員:
「私たちは警察職員なので、前線に出ての救助活動はないと思うが、救助の一端を担う存在なので、全力で業務にあたれたらと」

参加者は25日、県警察学校初任科の修了式を迎え、配属先で警察職員として勤務します。