熊本県内では枯草の火事が畑や山に燃え広がる事例が頻発しています。熊本市消防局が実験を通して注意を呼びかけています。

グラウンドに敷かれた枯草。

すぐ隣に火をつけた枯草を置くと・・・風にあおられた火が燃え広がります。

去年、熊本市、益城町、西原村で起きた火事の中で、最も多かった原因は枯草を燃やすなどの「たき火」です。

24日、熊本市消防局が枯草の燃え広がりを調べる実験をしました。

タバコの吸い殻や花火の火の粉からもあっという間に燃え広がりました。

熊本市消防局予防課 林はるよ消防司令長「自宅の庭でしたりとか、畑の真ん中で
ほんの少しだけ燃やしたりといったところかもしれませんが、風が強かったり、空気が乾燥していたり、そういったときには簡単に燃え広がってしまう」

熊本市消防局は今後、この実験の動画をSNSなどで発信し、これからのレジャーシーズンに向け注意を呼びかけたいとしています。