40年間、刀を作り続けてきた日向市の刀匠、松葉景正さんに注目します。
松葉さんの技術は、9月、宮崎県の無形文化財にも指定されました。
松葉さんに刀づくりへの思いを聞きました。
無鑑査という刀匠の最高位
千年以上の歴史をもつ日本刀。
鍛錬することで鉄の層が生み出す、この美しさは本物だけがもつ輝きです。


日向市の刀鍛冶、松葉一路さん(63歳)。
刀匠名、松葉景正。
無鑑査という刀匠の最高位を授与されている松葉さんの日本刀制作技術は、9月、県の無形文化財に指定されました。



(刀匠 松葉景正さん)
「ひとつの道を開いたというか、そういうふうに思ってくださる方が県の中にいらっしゃるということですから、それは本当にありがたいですよ」

多くの外国人が松葉さんの刀を求めて宮崎に
農家の長男として生まれた松葉さんは、刀鍛冶との出会いがきっかけで日本刀の魅力に取りつかれ、40年間、刀を作り続けてきました。
松葉さんの刀は、とりわけ海外からの人気も高く、松葉さんの刀を求めて宮崎まで訪れる外国人も多くいるほか、海外で展覧会も開かれます。
2018年、ドイツでの展覧会にて


(来場者)
「鉄をあれほどの芸術作品に作り上げる技法が素晴らしいと思う」

(刀匠 松葉景正さん)
「彼は日向に来てくれた」
(来場者)
「私の先生です」
