コメの価格高騰に歯止めがかかりません。そうした中、放出した備蓄米のうち全国の小売店や飲食店まで届いたコメが、3月末の時点で全体の0・3%と、ほとんど流通してないことが分かりました。広島県内はどういう状況なのか?調べました。
広島市安佐北区可部のノムラストアーです。
安さが売りの店ですが、コメ売り場に並ぶのは、5キロ袋・税込4500円前後の商品。1年前の、倍近い価格ということです。中には23日から値上げのものもありました。
ノムラストアー 野村英樹社長
「きょうも値段を張り替えたんですけど、どんどん高騰する一方。問屋や取引き先から『備蓄米を売ってください』という話は一切来ていないです。情報も入っていません」

客も、コメの値段は気になるようでしたが、取材中、買う人はいませんでした。
客
「困ってるよね、全然安くなってない」
(Q備蓄米、買われましたか?)
「買ってない」
(Q見かけましたか?)
「まだ見てない」
客
「(備蓄米が)あるんだったら買ってみたいなと思う」
(Q見たことは?)
「ないです」