若い世代が性暴力の被害に遭うことを防ごうと、鹿児島中央駅前で街頭キャンペーンが行われました。

内閣府は、入学や就職などで若者の生活環境が変わり被害に遭うリスクが高まる4月を「若年層の性暴力被害予防月間」に定めています。

JR鹿児島中央駅前では、県や県警、ボランティアなどおよそ40人が、性暴力の相談先などが書かれたチラシなどを配り、被害の未然防止を呼びかけました。

県内で去年認知された20歳未満の性犯罪の被害は33人で、このうち高校生が17人、中学生が14人でした。また、県内に設置している専用ダイヤルに寄せられた性被害などの相談は、昨年度は1104件と、前の年に比べ241件増えています。

(県警生活安全部 祢占弘幸警部)「犯罪の未然防止の意識付けを高めていただき、万が一被害にあった場合は1人で悩まず相談ダイヤルを活用してほしい」

県警は、性犯罪や性暴力に関する被害や悩みなどは、かごしま犯罪被害者支援センター「#8891」に相談するよう呼びかけています。