熊本県宇城保健所管内に住む男性が、マダニが媒介する感染症、「日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)」に感染しました。熊本県内での患者確認は今年初めてということです。

日本紅斑熱への感染が確認されたのは、宇城保健所管内に住む60代の男性です。

熊本県によりますと、男性は今月13日に発熱し、4日後に医療機関を受診し入院しました。

その後も、発疹などの症状が続いたことから検査をした結果、マダニによる感染症と確認されました。

男性は、昨日の時点で入院したままだということです。

詳しい感染経路は分かっていませんが、男性は普段から自宅周辺で畑作業を行っていたということです。

熊本県内で今年、日本紅斑熱の感染が確認されたのは初めてで、県は、草地などに入る際は肌の露出を少なくし、虫除けスプレーを使用するなどの注意を呼びかけています。