長野県松本市の職員が3年前、ビルから転落して死亡した事故について、市は、公務上の災害に認定されたことを明らかにしました。

これは22日に開かれた市議会の総務委員協議会で市が報告したものです。

死亡したのは、公共施設マネジメント課の技師で、2022年11月、市中央公民館が入る複合ビルから転落しました。

遺族が、2023年12月に市に公務災害認定請求書を提出し、3月、公務災害に認定されました。

関係者によりますと、死亡した技師は、電話による市民からの苦情対応など業務の負担が大きかったということです。

臥雲義尚松本市長:「一人ひとりの職員に目配り、気配りをして、こうしたことが繰り返されないように亡くなられた職員や遺族にお悔やみを申し上げます。今回の件とは一線を引いた上で、カスタマーハラスメントについても、市として対応していきたい」

公務上の災害と認められたことで、市の規定により1500万円が死亡見舞金として遺族に支払われます。