すでに高額転売1万円超も遺族の販売差し止めは認められる可能性低い
22日、フリマサイトには…

記者
「八代亜紀さんの『忘れないでね』のCDです。価格は1万7000円ですでに売れています」
手に入れたとする人が高額で転売。定価の4倍以上の値段で買い取られているものが、いくつもありました。
八代さんの地元・熊本県八代市では…
八代市民
「もう腹立つね」
八代市・キャバレーニュー白馬池田義信代表
「後々どうなるかはわからないが、よい結果は生まない気がする」

販売元の「ニューセンチュリーレコード」は、これまでJNNの取材に「忙しくて答えられない」とコメント。22日改めて電話すると、留守番電話に接続され、その後すぐに電話は切れてしまいました。
専門家は遺族が販売差し止めを求めても、認められる可能性は低いと話します。

エンタメに関する法律に詳しい 前原一輝弁護士
「差し止めの根拠となる権利として、プライバシー権、肖像権、パブリシティ権が考えられるが、そういう権利は(遺族に)相続されない。その隙間をついてきた」
八代さんの楽曲などを管理している「八代ミュージック&ギャラリー」は、「遺族と弁護士の協議の結果を受けて、今後の対応を検討する」としています。
お笑い芸人 サバンナ 八木真澄さん:
16年くらい前に東京に出てきたとき、自分が「ほんま誰やねん」という状態で仕事をさせていただいて、すごく優しい方でした。ちょっといただけないですよね。モラルを持って欲しいです。
井上貴博キャスター:
八代さんは元々スタッフの皆さんにも優しいといわれていました。遺族の尊厳、そして故人の尊厳をどう守るのかを考えさせられますね。
お笑い芸人 サバンナ 八木真澄さん:
本当に隙間をつかれたという感じです。今後も起こることかもしれないので、その点をちゃんと詰めていって欲しいですよね。
出水麻衣キャスター:
今回の出来事から、次に向けての法改正に進んでいけるといいですよね。