コロナ禍で5年以上、運休が続く松山と上海を結ぶ定期路線について、愛媛県は、今年7月から再開すると発表しました。
これで、松山空港の国際定期路線は、4路線と過去最多となります。
松山-上海便は、新型コロナの影響で2020年2月から運休が続いていますが、県は、日本を訪れる中国人へのビザの要件緩和に向けた動きなどを受け、先月、中村知事が運航する中国東方航空の本社を訪問し、再開を働きかけていました。
県によりますと、運航再開は今年7月3日から、コロナ前と同じ週2往復を予定していますが、運休前より大型の機材を使用するほか、運航日も以前の月曜、金曜から木曜、日曜に変更され、より利用しやすくなるということです。
いよぎん地域経済研究センターの調査によりますと、上海便の再開による県内への経済効果は年間11億6000万円に上る見込みで、中村知事は、路線の維持に力を入れる考えを示しました。
(中村時広知事)
「コロナ前以上に多くの方が訪れる環境ができましたので、本当にうれしく思っています」
「長く続いた円安によってインバウンドは順調だが、全国的な傾向としてアウトバウンドはまだまだ回復している状況ではありませんので、そういったところの工夫をこちらで努力することも運航を安定させるためには重要であると考えている」
一方、現在、週3往復運航されている松山ー台北便は、今年6月28日からのおよそ1か月間、臨時便が週2往復運航され、定期便とあわせ週5往復となります。
台北便の夏の増便は初めてです。
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