日本とアメリカの関税交渉をめぐりアメリカ側がコメの輸入拡大を求めていることについて、自民党の幹部からはきょう、警戒する意見が相次ぎました。
関税交渉をめぐり、コメの輸入拡大がとりざたされていることについて、自民党の鈴木総務会長はきょう午前の記者会見で「日本の農業を守ることを前提に議論を進めてもらいたい」と述べました。
自民党 鈴木総務会長
「お米というのは非常にセンシティブな、政治的にもセンシティブな問題だと思いますので、しっかりと国益を守る、日本の農業を守るということを前提として相互がこの利益を得ると。こういうことで議論を進めてもらいたい」
松山参院幹事長も、午後「慎重な対応が必要だ」と述べ、コメの輸入拡大に否定的な認識を示しました。
松山参院幹事長
「国内の農家の皆さんが安心して米を作り続けられる体制をつくることは国の責務でありますから、輸入米の拡大については極めて慎重な対応が必要」
また、農林水産大臣経験者で党の農水族の代表格でもある森山幹事長も、1993年にコメの市場の部分開放を行った当時のガット・ウルグアイラウンド合意に触れた上で、「主食用のコメについてはミニマムアクセス=最低輸入量が基本だと認識をしている」と述べ、輸入拡大の議論にクギを刺しました。
注目の記事
「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









