県内各地の道路標識が老朽化している問題で県は、県が管理する道路に設置された標識の修復に今後、約10年かかるとの見通しを示しました。
老朽化した道路標識は視認性が下がり、安全性にも問題があると去年12月の県議会で指摘されたことを受け、県は今年度から年間30基をめどに県道上の標識の修復作業を進めています。
県土木建築部によりますと、県内で修復が必要な標識は約310基ありますが、予算の範囲内で検討した結果、年間30基ずつの修復としているということです。
年間30基の修復には数千万円の費用がかかる見通しで、全ての修復を終えるには単純計算で10年かかることになります。
県によりますと強い紫外線による傷みや塩害が発生しやすい県内では、県外に比べ標識などが劣化しやすい傾向にあるということです。