自閉症の画家、石村嘉成さんの関東初の作品展が、横浜市の横浜赤レンガ倉庫で開かれています。

石村嘉成さん(30)

石村嘉成さんは、1994年、愛媛県生まれ。色鮮やかな動物画で人気の画家です。

高校時代に版画に出会い、第2回新エコールドパリ浮世・絵展で、最年少で優秀賞を受賞。

これまでに愛媛、岡山、兵庫で開いた展覧会はいずれも好評で、今回は関東初の個展となります。

会場には、ゾウの親子の新作をはじめ200点以上が展示されています。

全長26m、高さ2mの「Animal History」は、古代から現代の生き物を描くもので、展示室の四方を取り囲むように展示され、訪れた人の目を楽しませていました。

全長26mの大作

石村嘉成さんは、「かたちは正確に、色は自由に」という教えのもと、動物のかたちを正確にとらえ、自由な色使いで表現しています。

月夜のボルネオオランウータン

石村嘉成展は、5月11日まで横浜赤レンガ倉庫1号館2Fスペースで開かれています。

4月26日、5月10日の夜には、横浜の動物園の飼育員が、嘉成さんの描いた動物について解説するイベント「スペシャルナイトサファリ」が予定されているということです。