来月開催される世界バラ会議福山大会にあわせ、「バラ」をテーマにした展覧会が開かれています。

ふくやま美術館には、16世紀後半から現代までの、バラを取り入れた西洋や日本美術131点が並びます。
アンブロワーズ・デュボワ「フローラ」は花瓶などにバラがあしらわれ、その美しさやはかなさが表現されています。

桃山時代に制作された「薔薇図屏風」について、ふくやま美術館中村麻里子・学芸次長は、「お花も堂々としていますし、中央に特にバラの花が集まって、非常に装飾的で絢爛豪華」と語ります。

戦後日本を代表するデザイナー・倉俣史朗の作品「ミス・ブランチ」は、バラの造花をアクリルに閉じ込めました。

ふくやま美術館中村麻里子・学芸次長
「赤いバラの花がたくさん浮かんでいて、浮遊感のある作品になっています」
「Roseイメージの系譜」展は、6月8日まで開催されます。
