坊っちゃん劇場に関係する2社に対し、国のコロナ助成金の支給が取り消されたことを受け、愛媛県なども18日、その上乗せ分合わせて61万円余りの返還を命じました。

愛媛労働局は今月8日、坊っちゃん劇場を運営する「ジョイ・アート」と、出演者の雇用や舞台設備を手掛ける「みずほプロダクション」に対する国のコロナ助成金、合わせて3760万円余りの支給を取り消しました。

これを受けて県は18日、国のコロナ助成金に上乗せしていた合わせておよそ30万6000円の返還命令を出しました。
さらに、支給当時、それぞれの本社があった愛媛県東温市と松山市も同様の措置を取っています。

2社の代表を務める越智陽一社長は、国のコロナ助成金の支給が取り消された際、「制度への認識不足が原因で不正を働く意図はなかった」と説明しながらも、返還の意向を示していました。