来年度から愛媛大学が海運などを学ぶことのできるコースを新設するのを前に、愛媛県今治市内の造船会社「新来島どっく」は大学に1千万円を寄付しました。

愛媛県今治市の造船会社「新来島どっく」で行われた贈呈式では、森克司社長から1千万円の目録が贈られ、受け取った愛媛大学の仁科弘重学長が、感謝の意を伝えました。

その上で、今後の教育に掛ける思いを述べました。

(愛媛大学 森脇亮 工学部長)
「造船を学ぶだけではなく広く総合的にものづくりに関する工学を学び海事産業全体を俯瞰できる教育を目指す」

愛媛大学は来年度から、産学が連携して実践的な内容に基づいて海運などを学ぶことのできる「海事産業特別コース」を工学部に新設し、市内に、拠点となる「今治サテライト」を設置する予定です。

今回贈られた寄付金は、愛媛大学の創設した「海事産業人材育成基金」で活用されるということです。