◆2018年「通行料が無料に」
北橋健治市長「人や企業投資の流れを呼び込んでいく」

開通から56年たった2018年には、通行料が無料となりました。この交通の利便性を生かして、若松区では現在、マンションの建設が進むほか、複数の企業による工場の建設も予定されています。
◆若戸渡船「昔からの愛着」

RKB浅上旺太郎「若戸大橋のそばにある、こちらの若戸渡船。朝の時間帯には高校生などが次々と乗り込んでいきます」

橋の下を運航する若戸渡船。今も若松区と戸畑区を片道3分でつないでいます。バスや電車で戸畑区に行くことが可能となった今、なぜ船が利用され続けているのでしょうか。
利用者「船に乗らないと、どこも行けない」「安いのと、バスの乗り方が分からないのと」「船の方がいい。電車で折尾から回って戸畑まで1時間ぐらいかかります。船を使ったら40分か45分ぐらい」

若戸大橋は無料で通行できますが、若戸渡船は片道100円です。
利用者「昔からの愛着、お金じゃない部分、そういう思いはありますよね」

渡船と共存しながら、市民に愛され「日本夜景遺産」にも選ばれた「若戸大橋」。来年、市制60周年を迎える北九州市と市民にとって、これからも欠かせない存在であり続けます。