鹿児島県枕崎市と地元の企業など3社が合同でサツマイモの苗を植えました。
耕作放棄地を再生し、収穫したサツマイモで焼酎をつくる計画です。
苗を植えたのは連携協定を結んでいる枕崎市と薩摩酒造、ソラシドエアと、それにゲストハウスなどを運営する地域商社推進機構です。
市内の耕作放棄地を再生してサツマイモを植え、それを原料に焼酎をつくり、飛行機の機内やイベントなどで販売する計画です。
枕崎の魅力を発信し、関係人口の創出につなげたい考えです。
この日は関係者らおよそ100人が参加し、サツマイモの苗およそ5000本を植えました。
(ソラシドエア社員)「(焼酎が)出来上がるのは楽しみ」
どのような味の焼酎にするのか試作品の試飲もありました。
(客室乗務員)「この活動に参加する前は、全くお酒を飲む機会もなかった。かわいらしい、愛される焼酎をつくりたい」
若い世代や女性にも焼酎を広げたい酒造会社も取り組みに期待しています。
(薩摩酒造 吉元義久社長)「ただつくるだけではなくて原料から携わって、若い方、女性に広げていくきっかけになれば」
(枕崎市 前田祝成市長)「焼酎を皆さんがつくっていただくこと自体、我々にとってはプラスになる」
サツマイモは今年10月ごろに収穫し、来年の春に焼酎を販売する予定です。