コメの価格の上昇が続く中、長野県内有数の米どころ・安曇野では早くも田植えが始まっています。
一方、コメが不足し長野市の飲食店では影響が出ているといいます。

満開の桜をバックに植えられていくのは、コシヒカリの苗です。安曇野市豊科の宮澤幸司さんの田んぼでは、市内で最も早く、16日から田植えを始めました。

米農家 宮澤幸司さん:「やっと田植えが始まって米農家にとって始まったなという感じですね」


JAあづみによると、管内では今年、例年並みの2130ヘクタールの作付けを予定しています。

去年夏以降続く米不足と価格の高騰に対応し出荷量を増やしたいものの、難しい現状も。

米農家 宮澤幸司さん:「今まで農家ってそんなに儲かる仕事じゃなかったんですよね。今ここになって急激に人を増やしたり資材を増やしたりすることができないのが現状です」

それでも。

米農家 宮澤幸司さん:
「おいしいお米を作って皆さんに食べてもらう」

安曇野では来月下旬にかけて田植えが行われ、8月下旬には稲刈りが始まります。