福島第一原発2号機で行われている燃料デブリの取り出しについて、東京電力は18日、装置でつかんだデブリの回収作業を始めました。
福島第一原発2号機では、17日、釣りざお式の装置で、格納容器の底から燃料デブリをつかんだのが確認されました。東京電力によりますと、デブリをつかんだのは、前回よりも1メートルから2メートルほど奥の、格納容器の中心に近い場所で、大きさは7ミリ以下と推定されています。

東京電力は、18日午前9時ごろからつかんだデブリを回収する作業を始め、18日は格納容器の内側およそ90センチの場所まで引き戻す予定です。
回収作業は数日かかる見込みで、取り出したデブリは、前回と同じ茨城県の施設で分析作業が行われます。