広島市で男の子の手足に粘着テープを巻いたとして起訴された男の子の母親(26)と祖父(52)の初公判が18日、広島地裁で始まりました。2人は起訴内容を認めました。
起訴状によりますと、2人は去年9月と10月、広島市南区の自宅で当時3歳の男の子の両手、両腕などに粘着テープを巻き付けたとされています。
18日に開かれた初公判で、2人は起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は「男の子が壁をたたいたり、大声を出したりして困っていたところ、去年8月に祖父から『言うことを聞かない場合は粘着テープを巻き付ける』と指示した。9月は祖父、10月には母親が男の子に粘着テープを巻き付けた」と指摘しました。
また、検察側は「男の子は低栄養状態で脳萎縮も見られる」という搬送先の医療機関の医師による証言を証拠として提出。余罪についての追起訴も検討しているということです。
次回の公判は来月20日に開かれます。