市民生活の安全を守る施設を目指して着工します。
宮崎市消防局北消防署の新しい庁舎の建設が始まるのを前に、18日、安全祈願祭がありました。

安全祈願祭では、宮崎市の清山市長や消防局の幹部職員など関係者およそ90人が玉ぐしを捧げて工事の安全を祈りました。

宮崎市消防局の北消防署は、現在の庁舎が老朽化しているのに加え、洪水により浸水のおそれがあることから、市が移転を進めています。

(廣末圭治記者)
「新しい消防局北消防署は、これまでのおよそ7倍以上の広い土地に整備されます」

新たな消防署は宮崎市霧島の2万2000平方メートルの敷地に整備され、免震構造が施された4階建ての新庁舎と3つの訓練棟が備えられます。

(宮崎市消防局 大木章司総務課長)
「新しい場所に移って、市民の皆様の安全についてしっかり力添えができるように頑張っていきたいと思っている」

新しい消防署は来年度中に完成する予定です。

新しい消防署では、整備される3つの訓練棟で消防局の職員だけでなく、地域の消防団員も訓練を行うことができ、また、市民が参加できる防災教室なども行うということです。
防災力向上の拠点として期待されます。