東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の条例案は、18日に開かれた県議会の特別委員会で賛成少数で否決されました。午後の本会議でも否決される見通しです。

この条例案は、原発再稼働の是非を問う県民投票の実現を求めて市民団体がおよそ14万筆の署名を提出し、知事に直接請求したものです。

16日から2日間 県議会臨時会で審議され、18日に開かれた特別委員会の採決では「起立少数、よって本案は否決されました」

賛成16、反対32の反対多数で否決されました。

最大会派の自民党は反対の理由について「賛成・反対の二者択一では多様な県民の意見を把握できない」などと述べていました。

【自民党 笠原義宗 県議】
「再稼働問題は、高度な専門知識を要するきわめて複雑なテーマであり、電力供給の安定性やエネルギー安全保障といった国家規模の課題と直面していることから、県民投票の対象としてふさわしくない」

条例案は午後に本会議でも採決が行われますが、こちらも否決される見通しです。