今年もこの時期がやってきました。
宮崎県産完熟マンゴーの最高級ブランド「太陽のタマゴ」の初競りが、17日朝、宮崎市で行われ、1ケース2玉入りが52万5000円で落札されました。
(武澤直穂記者)
「きょう、販売の解禁日を迎えた太陽のタマゴをいただきます。とろけるような食感で甘さが口いっぱいに広がります」
糖度15度以上や重さ350グラム以上などの厳しい条件を満たした県産完熟マンゴーの最高級ブランド「太陽のタマゴ」。
販売解禁となった17日は、全国21か所の市場にあわせておよそ3トンが出荷され、初競りが行われました。
このうち、宮崎市中央卸売市場では西都市産の太陽のタマゴ1ケース2玉入りが、5月25日の「みやざきマンゴーの日」にちなんで、52万5000円で落札されました。
(52万5000円で落札・岩田屋本店 廣瀨 駿 店長)
「マンゴーの中では日本一と思っていますので、味と質がかなりいいものだと思う。宮崎マンゴーが日本一ということをもっと広めていければいいかなと思う」
(宮崎県果樹振興協議会マンゴー部会 横山洋一副部会長)
「生産者は物価高騰の中、大変栽培面苦しんでいるが、それでも全国の皆様においしいマンゴーを届けようと一生懸命頑張っているので、その面も含めて味わっていただければと思う」
また、宮崎空港では、完熟マンゴーが利用客にふるまわれました。
(名古屋からの親子)
「めっちゃおいしい!」「毎年送ってもらっています、親戚に」
(東京からの旅行客)
「すごく甘くてみずみずしくておいしい、最高です。マンゴーと言えば宮崎かなと思う」
ふるまいの効果もあって、早速、太陽のタマゴをお土産に買っていく旅行客の姿も。
(東京からの旅行客)
「買って帰ったら喜んでもらえるかな!」
JAみやざきでは、今シーズンおよそ880トンのみやざき完熟マンゴーの生産を見込んでいます。
去年秋に気温が高かったこともあり、今シーズンの出荷のピークは去年より2週間から1か月ほど遅く、5月下旬から6月下旬に迎えるということです。
このように、宮崎を代表するマンゴーは、原産地である東南アジアや南アジアでは安く購入でき、日ごろからよく食べられています。
まだ、「みやざき完熟マンゴー」を食べたことがない宮崎県内の外国人留学生に食べてもらいました。
食べてもらったのは、現在、13か国からおよそ250人の生徒が学ぶ宮崎市の宮崎情報ビジネス専門学校の留学生たちです。
(武澤直穂記者)
「こんにちは、完熟マンゴーぜひ食べてください!」
(留学生)
「甘くてとってもおいしいですね」
母国でマンゴーを日常的に食べるという留学生たちは・・・
(ミャンマー出身・トゥエさん)
「私の家にも甘いものや酸っぱい(マンゴーの木)がある。でも、宮崎のマンゴーもとても甘くておいしい。ずっと食べたい、おいしい」
(ベトナム出身・ビィさん)
「宮崎のマンゴーは食べるの初めて。味がめっちゃおいしいです」
(ネパール出身・アイタマンさん)
「ネパールのマンゴーは1キロで日本円で350円くらいで安い。同じような味だけどこれ(県産完熟マンゴー)がやわらかくて食べやすい」
(スリランカ出身・カウシャルヤさん)
「スリランカにも色々な味のマンゴーがあるけど、それよりちょっとこれ(県産完熟マンゴー)がおいしかった」
今や全国的に有名になったみやざき完熟マンゴー。国境を超え、世界中の人にも愛されていきそうです。