今月20日に投開票が行われる宮崎県日南市長選挙。
立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、新人の鎌倉優太氏、現職の髙橋透氏、新人の長友正徳氏の合わせて3人です。
候補者たちはどのような政策を訴えているのでしょうか。
(垣内沙耶記者)
「現職に対し新人2人が挑む日南市長選挙。日南市の未来を誰に託すのか、激しい選挙戦が繰り広げられています」
新人・鎌倉優太氏
(鎌倉優太氏)
「私は体力と行動力と若さを生かして頑張っていきたいと思っている。ぜひ皆さん押し上げてください」

前の市長の崎田恭平氏が主宰する政治塾の1期生として、初めて選挙に臨む元新聞記者の鎌倉優太氏(32歳)。
ふるさと納税を核とした財源確保の重要性を強調し、地域振興や医療それに防災などの充実を図り、市政を刷新したいと訴えています。
(鎌倉優太氏)
「日南市民の方はわくわくしないし希望が持てないという声をよく聞く。だからこそ新しいリーダーが新しい感覚でいろんな政策であったり、市民目線のやり方を導入していかないといけないと思っている。それには地域の最新事例や新しい技術を惜しみなく導入していく自治体でないといけないと思っている」

現職・髙橋透氏
(髙橋透氏)
「まだまだ、これから日南市躍進する。その過程にあることを皆さん方には大きな声で申し上げたい」

商工・漁協など28の団体から推薦を受けた現職の髙橋透氏(64歳)。
学校給食費の無償化や、新しい工業団地整備の着手など4年間の実績を強調し、2期目では、オール日南で人口減少対策や地域経済の活性化をさらに推し進めたいとしています。
(髙橋透氏)
「全国的に人口減少が課題である中で、(1期目の取り組みに)少し手ごたえを感じている部分もある。日南に住みたい、日南市で子育てをしたい、選ばれる日南市にしていきたい。残された期間、全力で頑張っていく」

新人・長友正徳氏
(長友正徳氏)
「次の4年間でこの日南市の衰退軌道から再生軌道に持っていく」

JAXA種子島宇宙センターの元所長で、千葉県市川市議も務めた長友正徳氏(77歳)。
学校給食へのオーガニック食材導入や直売所の多店舗展開などによって農家らの所得を増やし、若者に選ばれる町にしたいと訴えています。
(長友正徳氏)
「若い人が日南市に来て農林水産業に従事していく、そういうことによって、人口減少を食い止める。本当にやる気が出るようなまちにしたいと思っています。皆の力がどんどん発揮できてそれが1つの方向に向かって発揮されれば必ずや日南は再生すると思っている」

日南市長選は今月20日に投票が行われ、即日開票されます。
※MRTテレビ「Check!」4月17日(木)放送分から