全国的に感染が広がる「百日せき」。鹿児島県内でも患者の増加傾向が続いています。

百日せきは、激しい咳が続く感染症でおもに子どもが感染し、大人が発症するケースもあります。乳児がかかると重症化し、肺炎や脳症を合併して死亡するおそれがあります。

県によりますと、今月13日までの1週間の県内の患者は27人で、前の週の倍近くに増えました。今年はこれまでに97人の感染が確認され、このうち7割あまりが10歳から14歳です。

県内の百日せきの患者は、今の統計の取り方になった2018年以降、2019年の年間728人が最多です。

県は、定期ワクチンを打っていない子どもは接種することや、手洗い、うがいなどの感染対策をとるよう呼びかけています。