ウナギの価格が安くなるのでしょうか?ウナギの稚魚=「シラスウナギ」の漁獲量が昨年度、16年ぶりに1トンを超える豊漁となったことがわかりました。

県によりますと、昨年度のシラスウナギ漁は、去年12月1日から今年3月31日まで、休漁期間を除いて90日間行われました。

漁獲量は2492.3キロで、前年度より1700キロ余り増え、この10年間で最も多くなりました。

県内の漁獲量は、1974年度の3449キロをピークに、減少傾向が続いていましたが、2023年度は前年度のおよそ2.7倍となる767.7キロ、昨年度は前年度のおよそ3.2倍となる2492.3キロと、2年連続で前の年度を上回りました。

漁獲量が増えた要因について県は、「黒潮などの海流の影響で、卵やシラスウナギが日本沿岸にうまく流れてきたためではないか」としています。

豊漁でウナギの価格が下がるのか期待されますが、県の担当者は「すぐ安くなる訳ではないが、豊漁が続けば、来年夏の土用丑の日の頃には、安くなる可能性が高い」と話しています。