コメの値上がりが止まりません。
農林水産省が公表したスーパーでのコメの販売価格、3月31日から4月6日までの1週間の平均価格は5キロあたり4214円でした。

前の週より8円高くなり、値上がりは14週連続。
前の年と比べると倍以上になっています。

このコメの価格高騰を背景に、備蓄米は3月10日から入札が始まり、これまでに21万トンが放出されています。

すでに流通が始まっているにも関わらずコメの価格は下がっていません。

いったい、いつどのような形で効果が表れるのでしょうか?

食堂は半年で2回の値上げ

福岡大学のすぐそばにある食堂「大和家」。

店のウリはなんと言っても、山盛りのご飯です。

夕方になると瞬く間に満席となる盛況ぶり。
訪れた客は大満足の様子です。

来店客(福岡大学の学生)
「満足感もあるのでコスパ重視で来ています」

ただ、客も心配しているのが…

来店客
「米の値段が上がってきているので、こんな量をよく出せるなというのはすごく感じますね」

止まらない米の価格上昇です。

大和屋 分山和彦 店長
「こちらの裏の方にコメを置いてあります。うちは全部一日で消費してまた仕入れるような形」

大和屋は3月、最大50円の値上げを余儀なくされました。
この半年で2回目の値上げです。

大和屋 分山和彦 店長
「もういっぱいまで来てますよね。でもうちはコメがないと営業ができいないんでね。コメの量は減らしてないですね。やっぱり若い人多いし、おなかいっぱいになってもらいたいと」

主食であるコメの高騰で食卓に変化も・・・